思い立ったのは、NASで使うドライブの容量を増やす為に、ESXiで使っているバックアップ用のHDDを共有できないかな?と思っていた為です。
【当初の検討案】
・ZFSのDisk領域をCIFS/SMBとiSCSIターゲットのサービスで共有できる?
・で、転送とか起動してみたら実測速度も気になるところ。
・NIC2を別のセグメントで共有してiSCSIターゲット専用にしてみらた?
【結果的にこうなった】
・ちょっと考えていたイメージと違いましたが共有できました。
・iSCSIターゲットは、1つのファイルとして認識されました。
・ESXiのデータストア内容は共有できず。
・NIC2専用にしたので(?)安定して600Mbps出てました。仮想PC動作もOK。
上がNIC2で下がNIC1です。
こういうのができると、Fiberの4Gbpsとか試してみたくなりますねwww
設定の方法諸々はキャプチャ撮ったので”つづき”の方にまとめてみます。
iSCSI用に250GBを割当てたのですが、最初から250GBある訳ではなさそうです。使用していくとその分が増えるみたい。これも嬉しい状況です。
ま、そもそも違うフォーマット形式な訳ですからESXiのデータストア内容がCIFS/SMBサービスでWindowsのクライアントからエクスプローラで見えるのは無理だろうな、と思っていましたけどw
イメージわかり辛いかと思って構成書いてみました。ここの
”GliffyのWebサイト”使ってみたんですけど便利ですね。
今回、仮想化って結局どうなってるの?っていうのが1つ解決された様な気がしてますが、1ファイルの中に複数の仮想PC構成が入っているっていうのも…
単にエクスポートして直接NIC2でNASに保存する方法を探した方がシンプルな気がwww
という訳で、細かい部分のメモキャプチャです。
NAS4FreeのiSCSIターゲット設定はこちらを参考にしました
http://kinoshitatadashi.com/nas4free/index.php?09.iSCSIターゲット●ターゲットの有効化
●ポータルへの接続アドレス制限
変更の適用忘れずに!
●イニシエータの接続アドレス制限
●エクステントの作成(iSCSIターゲットの作成)
これで、NAS側の準備はできました。
作成した場所をエクスプローラで見てみると、ファイル(extent0)が出来てました。
で、NIC2側(vmnic1)の設定を追加
●設定前のNIC1のみ使用状況
●接続タイプで「VMkernel」を追加
●”vmnic1”側を選択して追加
●接続の設定必要なら設定(今回はそのままで対応)
●追加されました
あ、NAS4Free側のNIC2設定キャプチャ撮るの忘れてた。
簡単だしまぁいっかw
(Staticでセグメント分けて登録しただけです。セグメント分ける意味は無いかも?)
最後に、ESXi側でiSCSIのドライブを追加します。
ESXiのiSCSIターゲット追加方法はこちらを参考にしました
http://www.pcserver1.jp/blog/40/20100428/14(ESXi古いけどほぼ同じ。上urlの
後半になります。)
●もうiSCSIがあったのでプロパティから設定
●全般の「構成」を選択
●全般プロパティの「有効」をチェック付ける
●さっき作ったNIC2”VMkernel”を対象にして設定
●動的検出でターゲット(NAS4FreeのNIC2)を割当て
●完了後、接続中のターゲットが対象数認識されていたら成功(”0”の時は失敗)
●続いてストレージ追加でディスク/LUMを選択
●対象が認識されたら、そこを選択で色変えて次へ
(上のキャプチャは選択されてませんが、選択すると色が付きます)
●ファイルシステムのバージョン選択(新しい方の5にしました)
●お、ちゃんと250GBで認識されてます(extent0ファイルのサイズはまだ小さいのに)
●データストアの名前を勝手に決めて
●フォーマットします(容量?なのですぐ終わります)
●はい出来ました(最大ファイルサイズ2TBまでなんですね)
●認識状況はこんな感じ
こちらに出来たデータストアにコピーしたのが冒頭のキャプチャです。
キャプチャの枚数だけは大量ですw そんなに迷う事は無いと思いますが、ご参考になれば幸いです。
PR